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目玉を背負う子
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陽の当たらない森の中の石の上。
大型の地味な蝶がじーっとしていました。

大きな眼状紋‥‥ジャノメチョウです。


翅が大きく抉られています。
おそらく鳥に啄まれたのでしょうね。


致命傷となる頭を守るために、敵を欺くために付けられたこの模様

実際にこんな姿を見ると
「まんまと引っかかったね!作戦成功だね!」
と言ってあげなきゃいけないのかもしれないけど…

私が一生のうちに経験することはないであろう恐怖と必死を味わったこの子に
「怖かったよね。よく頑張ったね。」
と言ってあげたくなります。


威嚇して撃退、という手段もあったでしょうに
ダメージを受けても生き延びるという道をこの蝶は選んだのですね。

この蝶にとって破れた翅は勲章なのかもしれませんね。





余談
昆虫好きの今だからこそジャノメチョウは“地味だけど和のテイストでなかなかシブい”なんて思えますが、
子供の頃の私には単に「気味の悪い蝶」でした。
閉め切って空気の淀んだ仏間の磨りガラスにヒラヒラぶつかっている光景が忘れられません。
あれは台風の日だったような気がします。

そんなことを延々覚えているものですね。
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Top▲| by guri-iki | 2013-09-24 23:58 | 生きものばんざい
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