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惜秋文様



12月の声を聞いたのだけど、秋は意外な程まだそこに残っていました。
まさに有終の美、です。


まるで空中遊泳のよう。






実家の母が入院しました。
腰椎圧迫粉砕骨折です。お年寄りを抱え上げた瞬間に体の中ですごい音がしたとか。

介護の仕事に就いて30年以上、定年を迎えた後もベテランの即戦力として是非と声を掛けていただき、バリバリ働いてきました。
でも、ここ2.3年は「もう体がついて行かないから辞めたい」とよく口にしていました。
70にもなれば当たり前のことです。まさに老老介護状態です。
実際何度も辞めたいと申し出ていたようでした。
それでも頼りにされると断れない性格もあり、またそれを糧に頑張ってしまうこともあり‥‥
働く日数を減らしながらも利用者の送迎から入浴介助まで何でもこなしていました。

娘の私から見れば複雑でした。
年をとっても必要とされることは幸せなことだし、何よりも母自身が若々しくいられました。

でもその反面、70のばあさんにそこまでの仕事を割り当てるか?という思いや、疲労で倒れてしまうんじゃないかと言う不安も大きく。
顔を見る度に「よー働いたんやもん、もう辞めてもいいんじゃないの?」とリタイアを促しておりました。
そして来年の3月で辞めると宣言していたその矢先の骨折でした。


今回の骨折で、仕事に復帰することは不可能なものとなりました。
言い方を変えれば踏ん切りを付けさせられた、ということだと思います。
つらいと言いつつも辞められなかった根底には「もう仕事が出来ないと認めたくない」と言う思いもあったと思うのです。
どんなに年をとっても頭の中の感覚は若い時のままなのだから。
必要とされているのなら尚更。
自分のことを「認める」ということは思いの外大変な作業なのですよね。


今は座っても寝てもどうやっても痛いばかりで可哀相です。
ベッドの母を見て今更ながら「この人こんなにばあさんだったかしら?」とショックを受けています。
元気で働いていることがどんなに人を若く見せているか思い知らされます。

この骨折自体はコルセットをしてとにかく安静にしていれば予後は良いようです。
あれこれ家のことが気になるから、これが一番難しいことなんだろうけどね。
しばらくは見て見ぬ振りして我慢してもらうしかありません。
今までとのギャップに老けてしまうんじゃないかという不安もありますが‥‥ま、父を叱りまくって発散するだろうから大丈夫か(爆)
私ももっと気にかけてマメに連絡を取らなきゃいけないなあ。
嫁に出た娘はこれくらいしかしてあげられないのだから。
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Top▲| by guri-iki | 2011-12-06 12:45 | 季節
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