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命のリレー

すっかり虫も少なくなった晩秋。
紅葉を見に出掛けた市内の自然公園、そこの浅い池にその光景はありました。








もうトンボもいないんだろうなあ、と池を眺めていると、水辺に植えてある紫陽花の枝でキラリと光るものが。
近付いて見ると‥‥いた!
頼りなさげなイトトンボ“おつながり”のカップルでした。
目を凝らすと枝のありこちでその光景が展開されています。


下の雌が枝の皮下に産卵しています。


調べて見ると、晩秋一番遅くまで見られるというオオアオイトトンボのようです。
水面にはり出した枝に産卵し、孵った子はそのまま水に落下してそこで育つのだそうです。
水辺から離れられない宿命なんですね。

11月も後半になって生きているなんて!と驚いたのだけど、越冬するわけではないらしく‥‥
この成虫もおそらく残り限られた命なのでしょう。
次に命を繋ぐための尊い時間。
近付いても逃げもしないで産卵を続ける姿に逞しさを感じました。

きっと来年、この池はまたヤゴでいっぱいになるのでしょう。


こっちは交尾中。破れた翅‥‥厳しい時をくぐってここまで辿り着いたんやね。

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Top▲| by guri-iki | 2011-11-21 00:02 | 生きものばんざい | Comments(2)
Commented by greenfloral at 2011-11-22 21:11
1枚目の写真、シルエットですごく哀愁が感じられるいい写真ですね。
私も日曜日の豪徳寺でたくさんの交尾中のとんぼを見ました。
でも皆、飛行中でカメラにはうまく収まりませんでした。
うー落ち着きのないやつらばっかりだ(^^ゞなーんて思いましたが、
皆、必死なのですよね。
Commented by guri-iki at 2011-11-22 23:24
こちらにもコメントありがとうございます。
哀愁、ああまさに撮っている時の私の気持ちもおセンチでございました。
ちょうど下が水面で陽の光が乱反射してたのですよ。
影絵チックになったのが正解だったかも。ありがとうございます。

あら、そちらでもつい先日、ってことですよね。
今年は暖かい日が遅くまで続いたからっていうのもあるんでしょうね。

トンボの交尾はアクロバティックなので、飛行中は多分オスが尻尾でメスの首根っこを掴んで連なってるだけだと‥‥違うかしら?
あんなとこつままれたらもう逃げられませんよねぇ。
トンボ男子も「のう逃がさん!」って必死なのですね。
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